2010年8月30日月曜日

24日、25日は、モン・サン・ミッシェルへ

ポントルソンの駅から、バスで20分程度の所にモン・サン・ミッシェルが有ります。
ここは、1979年にユネスコの世界文化遺産に指定されてから、雑誌で特集が組まれる程有名な所です。

私達はほとんど下調べをせずに来たのですが、同じ宿に日本人の学生さんが泊っていて、オムレツ屋さんが有名だとか、中に商店街が有るだとか聞いてびっくり。
修道院が有るだけの、もっと厳かな島だと思っていました。
着いてまず「かんこうあんないじょ」とか「日本語メニュー有ります」などの日本語看板が。でもどれも中途半端な情報が多かったです。
日本人の観光客が多いので、とりあえず書いているという感じでしょうか。
現に駐車場には、日本からのツアーバスが何台もやって来ました。

初日天気も良かったので、私達は朝10時半頃から帰りの終バスの20時40分までずっと滞在していました。
大人8.5ユーロ(約930円)で修道院にも入りました。日本語の案内書もあり、順路も書いてあるので分かりやすく、じっくり回りました。
山頂の教会にも入れ、テラスからは(回りにほとんど何もない立地のため)地平線・水平線が見渡せます。私達が入った昼前後は干潮で、周りはほぼ粘土質の平地が広がっていました。

お昼を食べた後は、島や島の周りをぐるぐる散策。
干潮で干上がった土の上を歩き、島の裏側をかなり遠くまで離れて見上げてみたり。

離れた所にある島にも歩いて渡っている人も居ました。
4時過ぎ頃少し水が増して、細い川が出来てきました。しばらくするとまた干上がったので、土の上に行ったり、島を一周したり。

そして6時頃から徐々にまた増してきました。遠浅なので、入口辺りの川はなかなか変化が分かりにくかったのですが、島の上の方に上がってみて裏側を見渡してびっくり。
あらゆる方向から少しずつ波が押し寄せ、今まで在った陸地がどんどん水に埋め尽くされて行きます。
そして1時間程眺めている間に、島の周りほとんどが海面に。

駐車場があったアスファルトの辺りまでもに波が押し寄せ、道一本残して島は海に囲まれてしまいました。
島と建物を見るというより、この自然現象を見ている方が感動的でした。

翌日は、曇り空だったので日中はポントルソンの町を散策。ほんとに田舎なので商店もチラホラ。住宅地を歩いたり、小さな教会に立ち寄ったり。
途中レンヌへのヒッチハイカーを発見。今夜モン・サン・ミッシェルのライトアップを観に行こうと言う私達も帰りの(終バスは20時40分発で日暮れ前なので)選択肢はヒッチハイクがベストと宿の人に言われていたので、しばらく見て応援しました。
そして夕食を食べて、いざ行きの終バスでモン・サン・ミッシェルへ!
しかし、駅前から行きの21時半発の終バスが待てど暮らせどいっこうに来ません。駅の営業も終わっていて人気も少ないし、車の通りも少ないし心細くなりました。
30分位待っても来ないのでバス道を進みつつ、街灯の明るいセルフガソリンスタンド前で「行きもヒッチハイクしよう!」と言うことになり、開始。
それでも行き先側の車の通りも少ないし、なかなか停まってくれないので「帰りの事も考えると10時40分位になったら諦めようか。」と。
すると、給油していた男性が話しかけて来てくれました。フランス語だけだったのでよく分からないけど、どうやら乗せて行ってくれるみたい!
そして「メルシー」で乗せてもらい、「メルシー」でモン・サン・ミッシェルの近くで降ろしてもらいました。
夜のモン・サン・ミッシェルはまた格別。幻想的でした。

遠くから近くからじっくり眺めたので、さあ帰りのヒッチハイク!
準備していたボードを掲げると、以外にも早い目に声を掛けてくれる女性が。彼女は英語で話してくれたので、「どっから来たの?」「何日居るの?」「夜観るの初めて?」など答えホステル近くまで送ってもらいました。
諦めかけてたライトアップを観れた事も感激でしたが、みんなの優しさにも感激の夜でした。

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