2010年10月4日月曜日

モロッコは初体験尽くし

27日、ヘレスから朝11時45分発のバスでアルヘシラス(スペイン)の港に13時15分に到着しました。
タンジェ(モロッコ)行きのフェリーを確認したところ、次の便は、14時半に出発予定。
チケットを買うと、ファストフェリーで片道20ユーロ(約2280円)。私達の持っている3年前のスペイン版歩き方の情報よりも安い。
軽く昼食をとって、チェックイン。久し振りのパスポートチェックも受けて、船に乗り込む。出発予定時間より20分程遅れ港を離れます。そして、しばらくすると、船の中で入国手続きが始まりました。調べでは、「混むから直ぐには並ばなくてもいい」との事。と、言ってもシーズンオフなのか50人程しか乗船客が居なかったので、20分後位に列に並ぶと、すぐに入国のスタンプが押される。
高速船で一時間半、普通ので2時間半と書いて有った航路なので、暇だなぁと時間潰しを考えていたのですが、出発から1時間15分後位に港に到着。あれ?と思うが、みんな降りるし、船の人に聞くとここがタンジェだと。慌てて降りると、ターミナルへ行くシャトルバスが停まっていたので、これも慌てて乗り込む。
ターミナルはキレイで、ATMの機械も有ったので、早速モロッコの通貨ディラハム(DH)を調達。入り口の警備の人も親切で、「タンジェの街に行くには次何時のバスで、フェリーチケットを持ってたらタダで乗れるよ。」と教えてくれました。
そして来たバスに乗り込み出発。港から街が近い地図しか無かったので、すぐに着くだろうと思っていたら、こちらがなかなか止まらない。一時間程経ってやっとバスが停止し街へ降り立つ。
(後から判った事ですが、最近タンジェMedと言う新しい港ができてこういうルートになったみたいです。)

初めてのアフリカ大陸。初めてのイスラムの国です。
しかも久しぶりに暑いという環境になりました。

モロッコの各都市には、メディナと言う細い道が入り組んだ迷路の様な作りになっている旧市街地が在ります。
タンジェのメディナは、バスターミナルに近いので、その辺りで宿を探す事に。「3軒位見てから決めようか?」と言っていましたが、荷物も在り2軒目がそこそこ良かったので、決定。2人で一部屋100DH (約1020円)
こんな部屋です

荷物を置いて街を散策しに出ました。「タンジェのメディナは、コンパクトのでそんなに迷わない」と聞いていましたが、地図も情報も少ない私達は、今何処に居るのかホントに迷いました。
広い道に出ると何となく居る所が分かったので、グランソッコの辺りで地元の人が食べていた食堂で夕食を。

また街を散策した後、ビールを探して港近くのレストラン街へ。
モロッコはイスラム教の国でアルコールを飲まない為、売っている所を探すのが至難の業。
なんとかビールを置いているレストランを見つけました。
ついでに、モロッコらしいメニューをオーダー。
モロッコサラダ

ハリラ(日本でいうお味噌汁のようにモロッコではしょっちゅう食べるスープ。)


次の日も街の散策


お昼ごはん



夕食は、やっと見つけた酒屋さんでビールを買い(紙で包んだ状態)屋台で羊肉の串焼きと共にいただく。
公の場でアルコールを飲むのは、やはり良くないらしい。
その日の夜23時45分発の夜行バスで、カサブランカ経由でマラケシュ(モロッコ)まで向かいました。国営バス(CTM)は、冷房もあり、綺麗で快適。

マラケシュには、29日朝10時半到着。バスターミナルから歩いて国鉄のマラケシュ駅まではなんとか辿り着けたのですが、メディナやジャマ・エル・フナ広場の辺りで宿を探すので、そこまでの移動をまた探しました。
国鉄(ONCF)マラケシュ駅

駅で聞いてもタクシーを勧められるので、駅の周りでバス停見つけ地元の人に聞くとフナ広場まで行きそうな雰囲気。しかし大きなリュックを背負いながら、混んでいる地元バスに乗るのは大変でした。もちろん冷房もないし、運転は荒い。手持ちの地図でだいたいの場所は確認していたものの、大勢人が降りる所でつられて降りたらフナ広場はまだまだ遠かったみたいで、暑い中ひたすら歩く。
フナ広場に着いて今度は宿探し。私はカフェでコーラを飲んでる間に相方に探してもらいました。
フナ広場近くの路地裏にあります。Wで1部屋1泊100DH(約1020円)


広場やメディナでは、たくさんのお店が並んでいます。


広場近くのお店でタジン鍋

日が暮れると広場には屋台の夜店がたくさん出ます。客引きもすごいです。
カタツムリ専門店 これは食べてません。

羊の脳みそ 白子のような食感

ドリンク釣り 釣れそうに思えなかったのですが、、、

そしてこの辺りで唯一お酒が飲めるお店に行きました。
タジホテルの1階がバーになっています。

次の日は少し観光も。マラケシュのシンボル「クトゥピア」
高さ77m。これより高い建物は建ててはいけないそうです。

そして夜になる前に駅までバスに乗ってスーパーに買い出しに。

宿の人にビールを売っている所を聞くと夜8時までならスーパーで売っているとの事。
スーパーを探すと駅前渡った側ムハマンド6世通りを北に徒歩10分位。ACIMAと言う店にありました。
やはり西洋人が大勢買いに来ていました。でもその中に混じって現地っぽい人も。お店に置く為なのか?イスラム教徒じゃないのか?謎です。

10月1日は、8時半マラケシュ発のバスに乗ってメルズーガ(モロッコ)に向かいます。このバスSUPRATOURSも国鉄が経営しているので綺麗で快適。
移動途中立ち寄ったお店
肉はこんな状態で売ってます。

タジン鍋屋さん
停車時間がはっきり分からないので食べられませんでした。

次の停車場 他には何も無いような所

そして夜10時メルズーガに到着。宿の人が手配してくれていたグランタクシーで宿まで約10分。
実はこの宿、たまたまネットで見つけて日本の人が経営している砂漠のホテルと聞いたので決めました。
もともと私は砂漠ってなんとなく怖かったのですが、安いし、日本の人が現地に居たら安心だと思ったので。そして、思った以上に快適で楽しい滞在になりました。
結構旅慣れた日本の人達と情報交換したり、らくだに乗って砂漠のノマドのテントで1泊したり。
夜は満天の星を見ながら屋上で寝たり。
宿の屋上からサハラ砂漠が見えます。
(砂漠って盛り上がって出来ているんですね。)

砂漠の はじまり

らくだ砂漠ツアー出発前

らくだで移動中

風紋がきれい

夕日

細かくて気持ちいい感触

朝日(写真では夕日との差が判り難い)

別のノマドの村

宿のにゃんこ川の字で寝る 生後2カ月

砂嵐 この後嵐の中に入ってしまいます。

こんな宿でした。http://www.wilderness-lodge.net/

そして出発は10月4日夕方、リッサニ18時発の夜行バスで翌朝7時タンジェ着予定。
しかしこのルートは民営バスでした。民営バスは大変と聞いてたけれど、思っていたよりマシ(綺麗ではないが)で、ある程度の冷房も入りました。しかし停車箇所が多くあまりよく眠れません。そして到着後積んでいた荷物を降ろすと得体の知れない液体が着いていてベトベトする感じ。
着いた所も見覚えのない所。
宿から一緒になった人に英語で交渉してもらって乗ったバスでなんとかタンジェMed港に着きました。(でも私達は乗車料金20DH荷物代10DHそれぞれ払いましたが、現地の人は10DHしか払ってないみたいだった、、、。)
帰りのフェリーは、どこも320DH(約3270円)するし、乗ったモロッコ経営のフェリーは、古いし、1時間40分もかかったし、着岸してから客が降りれるようになるまで、40分位待たされたしで、最後の方の思い出は悪くなってしまいましたが、貴重な体験が出来たモロッコ滞在でした。

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